去年突然、病状が悪化し父が亡くなってしまった。
享年84歳の葬儀。たいへん幸せな人生に最期をうった。
父は、農家の長男に生まれたが、事情があって養子に出た。
そんな関係で、すべての財産は次男に譲り、独立独歩
すべて父と母で賄わなければならず、農家の長男として育った父、
そして母はかなり苦労をしたようだ。
そんな両親を見かねた野毛に住む叔母が、
知り合いを通じて公務員の職を世話してくれ、
定年退職まで地方公務員を勤め上げ、
退職後は、あまり不自由な暮らしはしていない。
私が記憶する父は、人寄せが好きで、仕事から返ってくると
一風呂浴びて、近所の友人たちを集めては、日々、宴会のようなことをしていた。
葬儀のときにもその友達が駆けつけてくれたのが印象的だった。
真面目な父は投資だとかかけ事に近いことが苦手だったので
弟が不動産投資の話を持ち出したときにはいい顔をしなかった。
そして数年後 不動産投資で弟は失敗をした。
手短なところで建物を探したようで良い立地条件ではないので
失敗したと本人は言っているが・・・現実は正直分らない。
公務員の薄給でそんな暮らしが続く筈はなく、
母が働いて酒代などのつけを支払っていた。
金銭的にはけっして裕福ではなかったし
不動産投資や株とか縁遠い生活ではあったが
沢山の人に送ってもらった良い葬儀ができたし
家族も含めてすべての人々に好かれた人生だった。